秋川渓谷へ。井の頭公園を出発。
[秋川渓谷特集の目次ページへ]  [総合目次ページへ] 
井の頭公園から出発!(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します)
クリックすると拡大します。
おいしいビザをいただく。
カリコリ生地と、とろりと溶けるチーズがおいしい。
スパゲッティもおいしい。
深大寺の公園を走る。
静かで、きれいな公園です。
井の頭公園から秋川渓谷までの全体のルート図。地図をクリックすると拡大します。

 関東地方の1月は、おおよそ穏やかな陽気が続きます。わたしが秋川渓谷に行ったときも、最高気温が10度をこえる暖かく穏やかな日でした。

 今回のツーリングでは、東京・吉祥寺の井の頭公園を南下して多摩川自転車道に出て、この自転車道沿いに秋川渓谷のある上流へ向かって走りました。秋川は、多摩川の支流のひとつで、東京・あきる野市あたりで多摩川と合流しています。このため、多摩川自転車道沿いに走れば、秋川渓谷へ、効率よくアプローチすることができます。

 わたしは、まず、井の頭公園から流れ出る神田川の自転車道沿いに、京王電鉄・井の頭線の久我山駅まで下りました。そこから少し南下し、東八道路(東京と八王子を結ぶ道路)に出ました。東八道路は、交通量は多いのですが、建設したのが比較的新しいためか、歩道の幅が広いのが特徴です。自転車で歩道をのんびり走るのに適した道です。

井の頭公園から深大寺、多摩川までの詳細図。地図をクリックすると拡大します。

 東八道路が、しっかり整備してあるのに対して、ほぼ平行して走る「人見街道」は、建設した時期が古いためか、道幅が狭いうえに歩道がなく、交通量も多い。歩行者・自転車にとって、典型的な“危険な道路”です。クルマと同じ速度で走れるライダーは、人見街道でも“クルマの流れ”に乗れるかも知れませんが、ノロマなわたしは無理…。東八道路の歩道をゆっくり走ります。

 東八道路の両脇には、郊外型のショッピングモールがたくさん並んでいます。衣料品店やスポーツ店、ファミリーレストラン、日曜大工店など、お値打ち価格で、生活に必要なものは、だいたい揃うほどです。

 ◆この日は、朝、早かったため、お腹がすいてしまいました。朝食を兼ねて、スパゲッティとピザを食べることにしました。わたしは、東八道路沿いにあるファミリーレストランに入りました。大人用の大きなピザが1枚380円と、とても安い値段でした。カリコリと歯ごたえがある生地に、暖かくて柔らかいチーズがたっぷりのって、とてもおいしいピザでした。押すと写真が出ます。


深大寺でお守りを交換する。(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します)
深大寺で新しいお守りと交換する。初詣の参拝客で境内は賑わう。

 ◆スパゲッティも、おいしくて、一人前をペロリと平らげてしまいました。コシのある麺と、コクにあるミートソースを、まぜこぜにして食べると、とてもおいしい。ピザとスパゲッティを食べて、お腹いっぱいになりました。全身に力がみなぎってきて、自転車のペダルを、ガンガン漕げるような気になってきました。押すと写真が出ます。

 東八道路を八王子方面に走ると、右側に「宇宙航空研究開発機構」の研究施設があります。その交差点を多摩川方面に折れると、深大寺(東京・調布市)というお寺があります。だるま市などで有名なお寺で、わたしの行った1月は、初詣(はつもうで)や、新年のお守りを買い求める人で賑わっていました。

 わたしは、昨年、深大寺で購入したお守りを持っていたので、深大寺の焼却場で燃やしてもらうことにしました。お守りは、神社の境内にある焼却場で燃やしてもらい、そのあと、新しいお守りを購入すると、“厄よけ”の効果が持続するそうです。昨年のお守りを焼却したあと、深大寺の売店で、新しいお守りをひとつ購入しました。

古いお守りを燃やして供養する。

 深大寺から少し南下すると、多摩川自転車道に出ます。井の頭公園からここまでは、歩道を走ったり、道幅が狭かったりと、なかなか速度を出す機会がありません。飛び出してくる歩行者や自転車、突っ込んでくるクルマに注意しながら、時速5〜10キロで慎重に運転する必要があります。

 ◆この点、多摩川自転車道は、交差点もなく、見通しもよいため、平均速度20キロくらいで巡航することができます。わたしは、ぐんぐん距離を伸ばし、多摩川の中流に位置する昭島市までのぼってきました。押すと写真が出ます。

 ◆多摩川は、基本的に東京都側を走ると、自転車道の整備状態がよいです。神奈川県側にも自転車道はありますが、途中でなくなり、県道を爆走する大型ダンプの巨大なタイヤの真横を走ることになりますので注意が必要です。押すと写真が出ます。

クリックすると拡大します。
昨年のお守りを燃やす。
深大寺の広い境内。
境内の売店で、今年のお守りを選ぶ。
今年のお守りを買う!
今年も事故に遭いませんように。

たい焼き屋の柴舟さん。(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します)
クリックすると拡大します。
多摩川に出たところで、ちょっと休憩。
多摩川自転車道を快走する。
多摩川河川敷で消防団の集まりがあった。
昭島市あたりの多摩川。かなり上流に来た感じがする。
ゴツゴツとした岩が目立ち始める。
たい焼き屋の柴舟さんにて。自転車乗りには、超有名なたい焼き屋さんとのこと。

 ◆調布市から昭島市まで約20キロを、約1時間かけて走ったところで、少し休憩しようと思いました。ふと、自転車道の脇を見ると、「たい焼き」と幟(のぼり)が立っていました。お腹も少し減っていたので、たい焼きをいただくことにしました。押すと写真が出ます。

 たい焼きは1匹100円で、おじさんが焼いていました。お店のなかに入ってびっくり。自転車乗りたちの写真がいっぱい貼ってあるではないですか。

 ◆おじさんに「自転車の写真がたくさんありますね」と聞いたら、おじさんは、「ここには、自転車乗りがたくさん来てくれるんだよ。多い日なんて、20台くらいの自転車が店の前に集まってさ。たい焼きを焼くのが間に合わないくらいだよ」と笑いながら答えました。押すと写真が出ます。

おいしいたい焼きをいただく。ホクホク、熱くて、なかなか食べられない。

 自転車道のすぐ脇にあることから、自転車を漕いで、お腹が減ったひとたちが、たくさん集まっても、不思議じゃありません。たい焼きは、甘くて、お腹も膨れますし、おまけに1匹100円と、お値段も手頃です。

 わたしは、3匹のたい焼きを買い、お店の前で、おいしくいただきました。たい焼きを食べていると、1台、また1台と、自転車乗りが店のまえで停車し、お店のなかに入っていきました。店内には、数人座れる席が用意してあり、休憩しながらたい焼きを食べることもできます。

 お店の名前は、「焼菓子・柴舟」さんで、住所は、昭島市福島町3−17−3です。下流から見て、多摩大橋のちょっと手前にあります。

 あとで聞いたのですが、この柴舟さんは、自転車乗りのなかで、とても有名なお店なんだそうです。たとえば、友人の待ち合わせや、多摩川自転車道の終点の羽田空港あたりからのぼってきた自転車乗りの折り返し地点の休憩場として利用されていたりと、さまざまのようです。

 ◆秋川は、柴舟さんから、さらに上流へ10キロほど進んだところにあります。わたしは、ふただひ多摩川自転車道を走り始めました。秋川が多摩川に流れ込んでくる地点に到着したときは、すでに太陽が沈む直前でした。押すと写真が出ます。


秋川渓谷に入る。(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します)
多摩川から秋川渓谷までの走行ルート図。クリックすると拡大します。

 少し休憩してから、多摩川を離れ、秋川の上流に方向を変えました。宿泊地は、JR五日市線の武蔵増戸駅(ますこえき)の近くの国民宿舎を予約してあります。秋川沿いには、自転車道が整備されていないため、一般県道を通って、宿泊地に行くことにしました。

 武蔵増戸駅に行くには、多摩川を渡らなければなりません。この付近の橋は、下流側から睦橋、多摩橋、永田橋の3つの橋が並んでいます。睦橋と多摩橋は県道7号線「五日市街道」に通じる橋です。五日市街道は、古くからある道で、交通量が多く、歩道もありません。

 ◆そこで、ちょっと大回りになりますが、わたしは上流側にある永田橋を通って、武蔵増戸駅に向かうことにしました。永田橋は、ここ数年のあいだで拡幅工事や歩道整備が急速に進んだ県道184号線に続いています。184号線は、五日市街道と比べて、交通量そのものは変わりませんが、広い歩道が整備されているので、安全に走れます。押すと写真が出ます。

永田橋から続く県道184号線は、ここ数年で、道路の拡幅工事が完了し、歩道が広くなりました。安心して走れて、快適です。

 いつも、泊まりがけの自転車ツーリングのときは、民宿に泊まるのです。しかし、この日は、秋川渓谷周辺の民宿がどこも満室だったため、国民宿舎に泊まらせていただくことにしました。この約2年間の自転車生活のなかで、国民宿舎に泊まるのは、今回が初めてです。

 国民宿舎とは、地方自治体や民間が運営している宿泊施設だそうです。利用方法は、基本的に民宿と同じのようです。会員になって会費を支払う必要もなく、シーツを持参することもなく、二段ベットで、夕食18時、門限19時、風呂20時まで、消灯22時ということもありません。暖炉を囲んで歌を歌う必要もありません。ただ、一般的な民宿よりは、規則に厳しいようです。

クリックすると拡大します。
多摩川の向こうに沈む夕日を眺めながら休憩する。
ついつい眠くなる。
夕日を浴びる。日没後は、急に寒くなる。

ここまで来れば、秋川はもう目の前。

国民宿舎に泊まる。(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します)
おいしい夕食をいただく。でも、ハンバーグは冷たい…。

 この日、国民宿舎には、北海道から合宿に来たという高校生が20人ほど泊まっていました。体育会系っぽい雰囲気でしたので、野球かサッカーなどの合宿であり、決して、俳句クラブの合宿ではなさそうでした。

 夕食のとき、食堂で、高校生たちといっしょにご飯をいただきました。この子たちの食べること、食べること、もりもりとご飯をたべて、あっという間にお釜のご飯がなくなってしまいました。民宿だと、ご飯のお代わりくらいはできるのですが、この日ばかりは、自分のご飯1杯分をいただくのが精一杯でした。ほんとうに、若い子たちの食欲の旺盛さには驚きました。

北海道の高校から来たという合宿の子たちといっしょになる。

 あと、もうひとつ驚いたことは、おかずに関してでした。ハンバーグが食卓に並んだのですが、なんと、このハンバーグが冷たい! 最近は、駅で売っている駅弁でも暖かいものが出回っているというのに、ここのハンバーグは、ほんとうに冷たかった。

 それでも、ご飯が茶碗1杯分しかないので、ハンバーグを食べないと、夜中にお腹が減ってしまいます。モソモソと冷たいハンバーグをつついていると、高校生たちの多くが、ご飯を食べ終わって、それぞれの部屋に戻っていきました。

 彼らが食べたあとをよく見てみると、なんと、多くの子のハンバーグが食べ残してありました。なるほど、これでは、白米を茶碗何杯も食べないと、お腹がふくれませんね。今時の子は、さすがに、冷たいハンバーグは食べ慣れておらず、食べられなかったのだと思います。

国民宿舎だけあって、鉄筋コンクリート製の堅牢な建物。災害時の避難所にも使えそう。

 あとかたづけをする国民宿舎の職員さんが、冷たいハンバーグをつまんで、バケツのように大きな残飯入れに入れていました。見る見る間に、ハンバーグがバケツ(のような残飯入れ)いっぱいになりました。

 もし、この食堂に電子レンジが何台かおいてあったら、冷えたおかずを自分たちで温めて食べられます。そうなれば、たぶん、これほどまでたくさんのハンバーグが残飯になることもなかったと思いました。

 一方、お風呂は、快適でした。合宿の高校生たちは、体育会系のためか、男子中心で、女性用のお風呂は、ゆったり入ることができたからです。

 あしたも早いので、わたしは、早々と床に就きました。


次は、「【後編】渓谷から多摩湖自転車道へ」に続きます。ここをクリック!



前のページに戻ります。

「があ子の自転車ザンマイ」に掲載の記事・写真の無断転載はご遠慮下さい。
Copyright 2003 Gaako Cycling Club. All rights reserved.