| 第2日目、スタート。(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します) |
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第2日目は、秋川渓谷から吉祥寺の井の頭公園まで走りました。秋川渓谷を下ったところにある米軍横田基地の脇から井の頭公園付近まで自転車道が延びています。総延長は20キロほどあり、住宅地のなかを走っています。 秋川渓谷から横田基地までの約10キロは、できるかぎりクルマの交通量が少なそうな一般県道を走りました。秋川沿いに自転車道が整備されているそうですが、このときは知らなかったので、普通の県道を走りました。
昨晩は、早々と就寝しましたので、今朝は、まだ薄暗い6時に気持ちよく目が覚めました。ふだんは寝付きの悪いときもありますが、自転車に乗った日は、きまって、夜、ぐっすりと寝られます。 北風に、向かったあとは、夢のなか。 「冬のさなか、自転車で何十キロも走ったら、ぐっすり眠れた」という意味の語呂を合わせてみました。 目が覚めたのはいいのですが、秋川渓谷の朝は、とても寒い。都心の朝とは比べものになりません。底冷えがします。霜が立っていたくらいですから、おそらく、日の出前は、氷点下まで下がったのだと思います。 まずは、腹に何か入れないと、寒くて動けません。7時、お宿の食堂が開くのを待って、朝食をいただきました。暖かいご飯とおみそ汁をいただき、身体に力が入るようになりました。太陽も、だいぶん高くのぼり、暖かい日差しが、ポカポカと照っています。 |
| どんど焼き。(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します) |
いっしょに泊まっている北海道の高校生たちは、朝ごはんを済ませると、元気よく外へ出て行きました。 あの子たちが、何の合宿で北海道から来たのか分からないままですが、早朝、霜が溶けないうちから外へ出て行ったということは、やはり、野球かサッカーなどの体育会系なのでしょう。元気がよいということは、よいことです。 高校生たちが出かけたあと、さらに気温が上がるのを待って、9時ごろ、お宿を出発しました。まずは、すぐ近くを流れる秋川の河川敷に下りました。冬の秋川を流れる水は、夏よりも透明で、さらさらしているように見えました。
河原には、どんど焼きに使う“塔”みたいな建造物が何個かつくってありました。 塔は、正月の松飾りやシメ縄、書き初めなどが積み上げられたもので、その頂上にはダルマが飾ってありました。大きい塔は、地面から頂上のダルマまで5メートルくらいありそうです。 多摩川の中流以降で、このような塔は見ませんでしたので、きっと、このあたりに古くから伝わっている伝統行事なのでしょう。一般的に、どんど焼きとは、この塔を燃やした熱で餅を焼き、その餅を食べて、無病息災を祈る火祭りだそうです。 |
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| だるまを買う。(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します) |
◆そのなかから「いちばん小さいダルマはいくらなのか」と、売り子さんに聞いたところ、「300円」だと返事が戻ってきました。手頃な値段なので、買って帰ることにしました。
売り子さんによれば、「家に帰ったら片方の目に墨を入れて、一年、無事に過ごせたら、もう一方の目に墨を入れ、両目が揃うようにしてくれ。そのあとは、近所の寺院か神社で燃やして、供養するように」ということでした。来年、深大寺に行ったら、燃やしてもらうことにしよう。 多摩川をわたり、米軍横田基地の方角に進みました。基地は、JR青梅線・福生駅を横切り、さらに、その隣にあるJR八高線・東福生駅を越えたところにありました。福生駅は、商店街などがあって賑やかでしたが、米軍基地に近い方の東福生駅は、店もまばらでひっそりしていました。
金網の柵の向こうに、米兵の宿舎が見えました。宿舎の庭には、バーベキューをする用具がありました。いまは、まだ寒いので、肉を焼く姿こそ見られませんでしたが、焼き器具やカマド、芝生などは、よく手入れされていました。 金網のこちら側を見ると、民家がたくさん並んでいました。家と家のあいだは3メートルも空いていません。なかには、1メートルくらいの間隔で詰まっていて、バーベキューどころから、庭すらもない家がありました。
確かに、米軍将校さんの家と、一般人の小さな家とを比べるのは、そもそも間違っているのですが、せっかくの郊外なのだから、もう少し、間隔をあけて家を建てられないものかと思いました。でも、まるで“長屋”のように立ち並んでいる家もまた、文化風習の違いなのかも知れません。どんなに広い土地がある山村や漁村に行っても、日本の民家は、ある程度密集しています。 |
| 野山北自転車道を走る。(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します) |
◆しばらく自転車を漕いで、基地の反対側に回り込むと、野山北自転車道があります。ここまでくれば、あとは、自動的に井の頭公園の近くまで、ほとんど道に迷わず行くことができるので、気分が楽になります。
多摩湖自転車道は、井の頭公園の数キロ手前で終わってしまいますが、それでも、一般道を走ることに比べれば、精神的に、すごく楽です。わたしは、井の頭公園までしか走りませんでしたが、井の頭公園から流れ出る神田川沿いには、神田川自転車道があり、この自転車道で、さらに、新宿の近くまで迫ることができます。 野山北自転車道や、多摩湖自転車道は、まるで定規で線を引いたような道です。これは、これら自転車道が、太い水道管の上につくってあるからだと聞きました。この道に、重量の重いクルマを自由に走らせてしまうと、道の下に埋まっている水道管が痛んでしまいます。このため、クルマを通行止めにしているようです。
多摩湖方面に自転車を進めると、「横田トンネル」が見えてきます。年度末の工事ラッシュの影響か、この横田トンネルは、04年1月現在の情報で、何か月かのあいだ、通れなくなるそうです。老朽化したシャッターを交換するためだそうです。このトンネルは、歩行者と自転車しか通れず、地元の人の生活道路になっているようです。 |
| 多摩湖自転車道を走る。(◆の段落か写真を押すと拡大写真を表示します) |
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◆多摩湖に出てみると、5年先の2009年までかかるという大規模な工事をしていました。阪神大震災級の地震でも壊れない、丈夫な貯水池につくり直すそうです。
◆多摩湖は、都民の貴重な水瓶なので、お金をかけてでも、頑丈に補強しておく必要があるのでしょう。以前のように、美しい湖面を見られずに残念ですが、仕方ありません。
◆湖をあとにして、自転車道を井の頭公園に向けて進みました。途中まで西武多摩湖線や西武新宿線と平行して走ります。どこまでも、まっすぐに続く道は、走っていて、とても気持ちがいいです。
ただ、一般道をいくつも横断するため、その都度、自転車を一旦停止させなければなりません。わたしみたいに、平均時速10キロしかだせない“のんびりライダー”にとっては、あまり気になりませんが、同20キロ以上で走る高速ライダーにとっては、一旦停止が、とても苦痛だと思います。
多摩湖自転車道が終わり、井の頭公園までの数キロの距離は、玉川上水沿いを走りました。玉川上水沿いは、上水の右側を走るのか、左側を走るのかで、走り心地がまったく違い、どちら側を選ぶのかのコツが要りますが、わたしはけっこう好きです。井の頭公園に着いたときには、もう夕暮れが迫っていました。 |