羽田空港に通ずる多摩川サイクリングロード
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いざ、羽田空港に出発!(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます)
地図をクリックすると拡大します。

 ◆03年8月、多摩川サイクリングロードを通って、羽田空港に行きました。今年の夏にしては、めずらしく暑い日でした。いつものように井の頭公園を出発し、神田川歩道・自転車道を下りました。その後、京王線・桜上水駅付近から荒玉水道道路に入り、多摩川へ行きました。右の地図をクリックすると拡大しますので、ご参照ください。押すと写真が出ます。

 ◆荒玉水道道路は、水道管を守るために重量制限をしています。このため大型トラックもダンプカーも通りません。自転車でも比較的安心して通れる道です。押すと写真が出ます。

 多摩川沿いにある多摩川サイクリングロードは、羽田空港まで続いています。ただし、多摩川の両側にサイクリングロードが設けてあるわけでなく、どちらか片方しかない場合が多い。たとえば、多摩川の左側のサイクリングロードを走っていて、途中で道がなくなった場合、橋を越えて川の反対側に渡ると、またサイクリングロードが現れるという具合です。

荒玉水道道路にて。

 荒玉水道道路が多摩川に結びつく狛江市・喜多見(多摩川橋)付近から、二子玉川(ふたごたまがわ)までは、多摩川の東京側を走りました。二子玉川から新二子橋(しんふたごばし)を渡り、神奈川県側を走りました。その後、東急多摩川線の下丸子駅付近のガス橋を渡り、ふたたび東京側へと戻ました。あとは、そのまま羽田空港に通じています。

 ◆河口付近の多摩川は、とても広く、大きくなります。しばらく走ると、東海道新幹線が走る橋のところに差し掛かったので、700系新幹線といっしょに記念撮影をしました。この橋と平行して、横須賀線が走っています。ここを過ぎると、すぐに川崎の街並みが多摩川の向こう側に見えてきました。多摩川は、川崎付近で大きく蛇行します。押すと写真が出ます。

 ◆蛇行する多摩川の向こうに見える川崎の街並みは、とても近代的に見えます。また、荒川の河口ほどではありませんが、サイクリングロードの道幅も広がり、ゆったりと走れるようになりました。押すと写真が出ます。


多摩川の河口に到着。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます)
多摩川の向こうに川崎市街が見える。

 河口に近づくにつれ、空気が変質していくことに気づきました。東京湾の工場群や船、飛行機、大型トラック、ダンプの排煙の濃度が高いためか、息苦しくなってきました。

 ◆ほんらいの計画では、羽田空港を通り過ぎて、東京湾野鳥公園まで行こうと考えていました。この公園が飛行機の離発着を間近で見られる位置にあるからです。多摩川から羽田空港一帯への入り口にあたる弁天橋まで来たとき、空港の向こう側にある野鳥公園まで行こうかどうか迷いました。しかし、空気の汚れのためか、息苦しさが増してきたため、今回は、断念することにしました。この写真は弁天橋から羽田空港方面を背景に撮ったものです。押すと写真が出ます。

 弁天橋あたりの多摩川は、合成洗剤の臭いを放っていました。この臭いを嗅ぎながら自転車を漕ぐと、肺の奥まで合成洗剤が入り込み、思わず泡を吹いてしまいそうな悪い気分になりました。このままいくと動けなくなってしまう恐れが出てきたため、取り急ぎ、冷房と空気清浄設備を備えているであろう羽田空港ビルに急ぐことにしました。そこで休憩すれば、少しは楽になるのではないかと思ったからです。

羽田空港に入るルートは2つ。地図をクリックすると拡大します。

 羽田空港に入るには、主に2つのルートがあります。ひとつが、わたしが自転車で走った弁天橋からのルート。もうひとつが、ほんらいの目的地であった東京湾野鳥公園からのルートです。地図で見る限り、両方のルートともに自転車で入れそうですが、実際は、弁天橋経由からでしか入れない構造になっているようです。

 野鳥公園方面から自転車で入ろうとしても(1)車の量がものすごく多いうえに、(2)バスやトラックなど大型車も多い。さらに(3)歩道がないため、実質的に歩行者や自転車を排除したつくりになっているようです。一方、弁天橋方面からのルートは、かろうじて細い歩道がつくってあります。途中にホテル(羽田東急ホテル)もあるくらいです。でも、すごく細い歩道なので、ハンドルを電柱に引っかけて転ばないよう気を付けなければなりません。

 空港内に進むにしたがい、化学物質の鼻を突く悪臭が充満しているのが分かりました。刺激が強いため、次第に目から涙が出てきて、鼻水も出てきました。

空港ビルの屋上から滑走路を見下ろす。

 苦しい思いをして、やっと空港ターミナルビルに駆け込みました。ビル内は冷房が効き、排気ガスなどの悪臭も和らげてあるように思いました。20分ほど休むと、だいぶん気分がよくなりました。

 ◆わたしは、空港ビルの屋上に登ってみました。屋上からは次から次へと飛行機が離発着する様子がよく見えました。滑走路の脇には、離陸を待つ飛行機4〜5機が列をつくっていました。おそらく上空にも同じように飛行機が旋回しながら着陸の順番を待っているのだと思います。押すと写真が出ます。

 羽田空港の発着が混んでいるときは、出発時間から1時間も滑走路上で待たされることもあるそうです。そこまで待たされなくても、たとえば、羽田と地方空港を1日3往復する飛行機の場合、羽田での離陸が20分ずつ遅れると、3往復の最後に着陸するときは、結局、遅れが積み重なり、およそ1時間の遅れに達していまうことも考えられます。


羽田空港内の歩道を走る。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます)
飛行機と並んで走る。

 空港ビルでひと休みして、余裕が出てきたので、ほんらいの目標である東京湾野鳥公園に向けて走り出しました。空港ビル以外の建物は、ほとんどが貨物用の倉庫でした。さかんにトラックが出入りしていました。

 羽田空港内には、いちおう歩道がありました。ひょっとしたら、このまま野鳥公園まで歩道が続いているのか淡い期待を抱きましたが、やはり途中で途切れていました。車であったら空港の地下トンネル(歩道なし)を走って公園まで出られるのでしょうけれど、自転車では危なくて行けません。

 羽田空港の歩道は、空港ビルの内側を周回するようにできています。歩道のすぐ横は滑走路です。歩道と滑走路のあいだには高くて頑丈そうな鉄柵が延々と続いています。柵の向こうには、飛行機または荷物を牽引したトラックが走ってしました。

「羽田の渡し」の跡地にて。

 ◆歩道を走っていると工事中の区画がありました。これは、羽田空港の2つ目の空港ビルを建設している途中とのことです。今の空港ビルだけでは手狭になったため、新しくもう1棟、追加するのだそうです。押すと写真が出ます。

 ◆調子に乗って空港のなかを走りまわっていたら、再び、目や喉が痛くなってきました。しかし、空港を周回する歩道の半分以上を走ってしまっていたため、来た道を後戻りするより、残りの半周を走り切ったほうが、出口に近い。このため、わたしは先を急ぐことにしました。押すと写真が出ます。

 ◆夏の青空に飛行機が次々と飛び立っていきます。押すと写真が出ます。

 ◆やっとの思いで多摩川に戻ってききました。多摩川の河口付近に「羽田の渡し」の石碑がありました。今は、大きな橋が何本もかかっていますが、昔は、ここを小舟で対岸へと渡っていたようです。帰りは、再び、多摩川サイクリングロードを走りました。押すと写真が出ます。

 ◆羽田空港から離れると、次第に空気がよくなり、気持ちよく家路につくことができました。押すと写真が出ます。



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