美しい山々を越えて、南伊豆の石廊崎へ。
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民宿やまさん。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます)
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 伊豆縦断の第2日目は、松崎町・岩地温泉を出発して、いよいよ伊豆半島の最南端の石廊崎(いろうざき)へ向かいます。民宿やまさんでは、新鮮なお刺身や、体の芯まで火照ってくる温泉を楽しみました。石廊崎までは、路肩決壊で小型車しか通行できない県道121号線と、大型車通行止めの走雲峡ラインをつなぎ合わせ、自転車で、とても快適に走ることができました。

 ◆伊豆半島全体を通じて、山のように、たくさん温泉を楽しめるお宿があります。宿泊地にさせてもらった松崎町にも、たくさん温泉宿がありました。松崎町市街地から近い順に、「岩地温泉」「岩部温泉」「雲見温泉」…と、町内だけでも全国的に有名な温泉街が並んでいます。わたしは、松崎町から近い順に、民宿をインターネットで探したところ、松崎町からいちばん近い岩地温泉の「民宿やまさん」が見つかりました。押すと写真が出ます。

民宿やまさんの玄関にて。

 ◆岩地温泉において、インターネット検索で探し出せた民宿は、せいぜい10件ほどで、それほど多くありませんでした。わたしの検索の仕方が悪いのかも知れませんが、そのときは、意外に「少ないなぁ」と思いました。押すと写真が出ます。

 ◆しかし、実際に岩地温泉に行ってみると、小さな入り江を取り囲むように、数十件の温泉宿が軒を並べていました。大きな建物はなく、こぢんまりとした温泉郷ですが、収容可能な人数は、相当に多いと思いました。押すと写真が出ます。

 ◆伊豆半島のような、都心から近い温泉郷でも、すべてが、すべてインターネットで探せるわけではないと、改めて思いました。この写真は、入り江を背にして、民宿やまさんを撮ったものです。わたしが、どこにいるか、分かりますか?(笑) 押すと写真が出ます。

岩地温泉は、美しい入り江を取り囲むように温泉宿が密集している。
 ◆岩地温泉の入り江ですの写真です。朝5時半に起きて、日の出のタイミングで写真を撮りました。驚くほど、海が澄んでいました。早朝から、釣りをしている人がいました。夏の海水浴シーズンであったなら、きっと、たくさんの親子連れが、海水浴を楽しむことができると思います。押すと写真が出ます。

 ◆民宿やまさんの温泉風呂の入り口。入湯税が数百円かかりますが、自転車に乗って疲れた身体を、温めるには、うってつけのお風呂です。押すと写真が出ます。

 ◆民宿やまさんで、ゆっくり休ませてもらったわたしは、朝食後の朝8時半に出発することにしました。自転車を点検し、ヘルメットをかぶり、お宿から出発しようというというときの写真です。第2日目のこの日、わたしは、県道121号線を南下し、石廊崎に向かう計画を立てました。押すと写真が出ます。
県道121号線も路肩決壊。

 ◆わたしは、岩地温泉の裏山から、県道121号線に抜ける道を通りました。国道136号線から121号線に入ることもできるのですが、車の交通量の多さを考え、多少、おおまわりでも裏山を越えることにしました。幸い、すべて舗装してあり、ちょっとした丘みたいな裏山は、簡単に越えることができました。この写真は、岩地温泉の裏山の峠付近にて。押すと写真が出ます。

 ◆県道121号線に入ったことろで、「路肩決壊」のため、大型車は通行できないという交通標識を見つけました。昨日の県道59号線も路肩決壊でしたが、こちらの県道121号線も、同様に路肩が崩れているようです。伊豆半島は、地理的に太平洋に突き出ているため、海からの湿った空気がたまりやすく、雨が多いという話しは、以前に聞いたことがあります。この雨の多さが道路が、崩れやすい環境をつくりだしているのでしょうか。押すと写真が出ます。


南伊豆町に到着。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます)
松崎町と南伊豆町の町境の蛇石峠にて。

 ◆県道121号線は、すべて舗装してあり、とても走りやすい道でした。車の交通量も、思ったより少なかった。道幅が細く、蛇行しており、さらに、国道136号線とほぼ平行して走っているため、普通の車は、いやがって走らないからだと思います。自転車で走るには、最適な道かも知れません。押すと写真が出ます。

 ◆しばらく走ると、道ばたに蛇が死んでいました。わたしが、写真を撮ろうとすると、車で通りかかった地元のおばさんが、「それ、マムシじゃない? 気をつけなよ」と声をかけてくれました。蛇の身体には、すでに蝿がたかっており、完全に死んでいるのですが、ほんとうに、マムシなのだろうか? 山道で身を守るために、図鑑でマムシを調べたことはあるのですが、この蛇が、どんな蛇なのかは、分かりませんでした。地元の人が神経質になるということは、このあたりは、マムシが多いのかも知れません。押すと写真が出ます。

蛇石峠は切り通しになっている。

 ◆しばらく走ると、松崎町と南伊豆町の町境にあたる蛇石峠(じゃいしとうげ)に着きました。この峠を境にして、南伊豆町の町役場や下賀茂温泉(しもがもおんせん)がある町の中心部まで、ずっと下り坂です。押すと写真が出ます。

 ◆蛇石峠の名前の由来は、南伊豆町で、県道121号線とほぼ平行にながれる青野川に、「蛇石」(じゃいし、またはへびいし)と呼ばれる、珍しい石があるからです。この蛇石は、青野川の水を飲む巨大な蛇の頭のような形をしています。伝説では、この蛇石の長さは、2.4キロもあるそうです。蛇石の写真を撮りました。押すと写真が出ます。

 ◆蛇石の近くで、蚊取り線香「アース渦巻」の、すごく古い看板をみかけました。今となっては、貴重ですね。押すと写真が出ます。

神社の境内で休ませてもらう。

 県道121号線は、国道136号線に合流するところで終わりです。わたしは、ここから「走雲峡ライン」と呼ばれる林道に入りました。全線舗装なうえに、大型車通行止めであるため、とても快適に走れる林道です。走雲峡ラインは、石廊崎の手前まで続いています。200メートル程度の小さな山を2つ越えれば、石廊崎は、もう目の前のはず!

 ◆走雲峡ラインの終点近くになると、風景が変わってきました。「山」というよりは、大きな「岩」が、ゴツゴツとしてきます。この写真は、走雲峡ラインの2つ目の山を下ったあたりで撮りました。周囲の風景は、山というよりは、やはり、岩に草木が生えたという感じです。押すと写真が出ます。

 走雲峡ラインは、県道16号線に合流します。ここまで来ると、険しい岩が、よりいっそうに険しくなり、太平洋が見えてきます。この写真は、県道16号線を越えたあたりで撮りました。あたり一面、崖だらけです。崖の下は海で、透き通る青い色をしていました。押すと写真が出ます。


【石廊崎での写真】
〜写真および文字をクリックすると拡大します〜
 わたしは、できるだけ石廊崎の近くまで自転車を寄せ、そこから歩いて岬まで行くことにしました。途中から道が細くなったので、自転車を押してここまで来ました。あとは、歩く他ありません。押すと写真が出ます。
 とうとう石廊崎まで来ました。とてつもなく大きくて青い太平洋が広がっています。石廊崎は、太平洋に突き出た岩の塊でした。観光客が転落しないよう、柵がつくってあり、先端まで行けるようになっています。押すと写真が出ます。
 石廊崎の先端には、祠(ほこら)がありました。ここに祀ってある神様は、縁結びの神様ということです。どおりで、アベックが多いと思った(笑)押すと写真が出ます。
 石廊崎沖は、日本の東西主要都市を結ぶ海の幹線航路だけあり、多くの船舶が航行していました。はるか上空には、旅客機も飛んでいました。首都圏への空路になっているのかも知れません。押すと写真が出ます。
 石廊崎の先端から、伊豆半島側を写した写真です。先端にある祠とは別の神社が、岩肌にへばりつくようにありました。風雨にさらされるこの岬で、このような神社を維持するのは容易なことではないと思います。押すと写真が出ます。

伊豆急下田駅から帰宅。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます)
特急「踊り子号」に乗る。でも、席はなし…。

 石廊崎からは、バスで伊豆急行下田駅まで行きました。石廊崎に着いたのは、午後の3時過ぎで、下田駅からの特急電車に間に合わなくなる恐れがあったからです。天気もよく、暖かい日だったので、自転車で下田駅まで行きたかったのですが、東京方面の特急「踊り子号」は、午後5時台までしか運行していません。これに乗り遅れると、帰宅するのが深夜になってしまいます。

 幸い、石廊崎から下田駅までは、だいたい30分〜40分間隔でバスが運行しています。わたしは、自転車を輪行袋に詰めて、バスに乗りました。おおよそ1時間弱くらいで下田駅に到着しました。バスは、けっこう起伏が激しい海岸沿いの道を走っており、もし、自転車で同じ道を走ったとすれば、わたしの体力で、最低でも3時間はかかったことでしょう。

特急「踊り子号」でパンを食べる。

 下田駅から東京までは、特急「踊り子号」で、およそ3時間かかります。伊豆半島は、近いようで、やはり東京からは遠い。でも、これだけ美しい半島ですから、おおぜいの観光客が遊びにきます。当日、出発直前の特急の座席指定を購入しようとしても、まず、不可能に近いことは、頭では分かりつつも、やはり座席があることに一縷の望みを捨て切れませんでした。結果は、心配していた通りの「席なし」でした。押すと写真が出ます。

 下田駅に漕ぎ着ける時間が分かってれば、あらかじめ予約しておくという方法もありますが、なにせ、自転車では、いつ到着できるかは、まったく分かりません。わたしは、仕方なく、先頭車両の通路にしゃがみ込みました。これから3時間、お尻が痛そう…。特急といえども、熱海から東海道本線に入るまでは、速度を出しません。単線の箇所が多いうえに、おそらく線路の強度も、それほど高くないものと思います。この写真は、対向列車の待ち合わせで、停車しているときです。周囲はすっかり暗くなってしまいました。押すと写真が出ます。

 天気に恵まれ、道路に恵まれ、温泉に恵まれた伊豆縦断旅行。自然が豊かな反面、厳しい山々が連なる美しい伊豆半島に、すっかり魅せられてしまいました。暖かくなったら、また、行ってみたいところのひとつです。



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