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湘南回転イルカと鎌倉大仏
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湘南回転イルカと鎌倉大仏。 (◆の段落や写真を押すと音声や拡大写真が見られます)

 2004年秋、湘南鎌倉に行きました。この地域は神奈川県でもっとも多くの観光資源に恵まれたところです。湘南のどこまでも続く砂浜、江ノ島が目の前に見える新江ノ島水族館、鎌倉を象徴する鎌倉大仏などを自転車で走りました。

小田急電鉄の片瀬江ノ島駅です。まるでおとぎ話の龍宮城みたい。クリックすると拡大します。

 新江ノ島水族館は、今年4月にリニューアルしたばかりの真新しい水族館で、江ノ島地区の人気スポットのひとつです。毎日、イルカやアザラシなどのさまざまなショーを開催し、たくさんの観光客が鑑賞に訪れます。

 ◆江ノ島へ行く電車のなかで録音しました。朝いちばんの電車に乗ったため、とても強い眠気を感じました。「いま、江ノ島に向かう電車のなかにいます。きょうは、江ノ島水族館と鎌倉の大仏を見学に行きます」という趣旨を話しています。この段落をクリックする再生します。(録音時間24秒、ファイル容量193KB、MP3形式)

 朝9時、新江ノ島水族館の営業開始15分前に到着しました。自転車は入り口前の広場のよく目立つところに停車しました。江ノ島水族館の方に聞いてみたところ「自転車置き場は特に用意していない」とのことでした。

 自転車を停めてからすぐに入場券売場に駆け寄りまたが、すでに多くの人がチケットを買うために並んでいました。列に並んで1枚2000円のチケットを購入し、営業開始と同時に館内に飛び込みました。

 新江ノ島水族館は、午前中だけでも2種類の内容の異なったイルカショーやアザラシ、ペンギン、大水槽の中で元気に暮らす海の生き物の解説など、さまざまな催し物を開催しています。今回は、このうち、いくつかの催し物の時間が重なっていて、見られなかったものもありましたが、わずかな時間差を利用して、できるだけ多くの催し物をハシゴすることにしました。

 朝いちばんのイルカショーは、営業開始後わずか30分後の午前9時半からです。水族館の入場口からイルカショーの会場までは、館内の入りくんだ順路の関係から推定数百メートルは離れています。

 イルカショーの会場に着いたのは9時10分過ぎでした。見る間に席数の半分以上が観客で埋まり、わたしも人波に押されながら、前から2番目の席を確保しました。あと5分遅れていたら、前列の席はとれなかったでしょう。

 新江ノ島水族館のイルカショーは2種類あります。1つ目は人とイルカがいっしょに踊り、芸術性を重視した世界的にも珍しいショー。2つ目は、いわゆるイルカに芸をさせる伝統的なイルカショーです。

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今回の活動地域の全体における位置関係を示した図です。クリックすると拡大します。
走行ルートの全体を示した図です。クリックすると拡大します。
走行ルートの詳細図です。江ノ島・鎌倉地区の詳細を示した地図です。クリックすると拡大します。
小田急電鉄の片瀬江ノ島駅前にて。ここから江ノ島水族館までは自転車で5分くらいの距離です。
新江ノ島水族館の前にて。この広場の邪魔にならないところに自転車を置かせてもらいました。
新江ノ島水族館の入り口(わたしの後ろあたり)には、入場券を求めて、朝早くからたくさんの人が並んでいます。わたしも遅れないように並ばなきゃ。
イルカが空中を舞いました。。 (◆の段落や写真を押すと音声や拡大写真が見られます)
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朝9時10分。上演開始20分前にイルカショーの会場にやってきました。
定刻になり上演開始。まずは踊り子さんの歌に合わせてイルカ1頭が回転ジャンプを披露します。会場からワッと歓声と拍手があがりました。
次は踊り子さんが4人に増えて、イルカも2頭いっしょにジャンプ。
踊り子さんがステージの前に出てきて、それをリードするかのようにイルカも水槽のなかを泳ぎました。
次々と繰り広げられる人とイルカの共演。
どうやって踊り子さんとイルカの動きのタイミングを合わせているのか、とても不思議です。一糸乱れぬ踊りに感動しました。

 朝いちばんのイルカショーは人とイルカが共演する「ドルフェリア」で、虹色の服を着た踊り子さん4人が歌って踊り、その動きをリードするようにイルカも踊ります。踊り子さんは軽やかなステップで水槽の周囲を飛び回ると、イルカが強力なジャンプ力で空中に舞い上がります。

踊り子さんとイルカたちの見事な共演でした。阿吽(あうん)の呼吸で演技を盛り上げました。

 踊り子さんが、柔らかく、朗らかで、女性的な動きになのに対して、イルカは筋肉質でスピード感あふれる演技で観客を楽しませてくれました。

 約20分の上演は、とてもメリハリがあるものでした。盛り上がりと静けさ、激しい動きと滑らかな動きが、まるで海の大きな波のように続いていきます。静かなときは、人もいるかも空間を遊泳しているように踊り、盛り上がりのときは、人は飛び上がり、イルカは回転しながら空を舞います。観客は演技の魅力に吸い込まれるように見入っていました。

 わたしは、あまりに見事な人とイルカの共演に、すっかり感動しました。見終わったあと、すがすがしい気持ちになり、青い水色の空が、より青く、太陽がより眩(まぶ)しく感じました。

 朝のイルカショーのあと、相模湾の海を再現した大水槽の説明を聞きにいました。この水槽には約8000匹のイワシの大群がうねり泳いでいます。遠隔マイクとテレビカメラを持った水族館の学芸員の方が潜水服を着て巨大な水槽のなかに入ります。学芸員の方は、水槽の外にある大画面のディスプレーとスピーカーを通じて、水槽の外で見ている観客に水槽のなかの生き物について丁寧に説明してくれました。

 相模湾大水槽で約10分間の説明を聞いたあと、再びイルカショーを見るために館内を移動しました。本日2回目のイルカショーは、朝の芸術性を重視したイルカショーではなく、体育の授業のような、いわゆる伝統的なイルカショー「ハッピーテイル」でした。

 イルカたちが学芸員の指示に従い、きびきびと動きます。体育の授業風だけあって、イルカの高度な知能と運動性能を、あますところなく観客に見せる内容です。

 新江ノ島水族館のイルカのジャンプは、何種類もあります。縦に3回転ほどする高い飛距離で高速のジャンプがあるかと思えば、体をねじりながらドリルのように回転するジャンプもあります。また、単独でジャンプするだけでなく、2頭、3頭と横に並んで回転式の高度なジャンプを展開することもあります。

学芸員も飛びました。 (◆の段落や写真を押すと音声や拡大写真が見られます)

 このショーのなかで、1回だけ、学芸員の方が、イルカのジャンプ力を借りて、空高くジャンプする場面があります。動作が速くてはっきりとは分かりませんでしたが、学芸員の方が、イルカの体につかまり、水中深く潜ります。しばらく学芸員の姿が見えなくなっかと思った瞬間、イルカが鼻先で学芸員の足の裏を勢いよく水面まで押し上げ、その勢いで学芸員の方を空中に投げすという技です。

イルカの水中での推進力を借りて、学芸員の方も空中に飛びました。

 イルカがあまりに強く学芸員を空中に押し出すため、水面から2−3メートルの高さまで学芸員が舞い上がります。学芸員は空中でうまくバランスをとりながら、見事に水中へと飛び込みます。オリンピック選手の飛び込み技を見ているようでした。

 ◆イルカショーを見た感想を録音しました。「きょう、イルカショーを2回見ました。とてもよく訓練されていて、3回転ジャンプを披露してくれたり、空に向かって体をネジらせながら飛び上がったりと、多彩なショーで楽しませてくれました。前の方の眺めがいい席がとれたのはよかったのですが、イルカが跳ね上げた水を頭からかぶりました」という趣旨を話しています。この段落をクリックする再生します。(録音時間43秒、ファイル容量339KB、MP3形式)

 イルカショーが終わったあと、すぐとなりに寝ていたミナミゾウアザラシの「みなぞう」君を見ました。ミナミゾウアザラシは、最大で体長約5メートル、体重約2.5トンほどになるそうですが、みなぞう君はまだ若いこともあって体長4メートル30センチ、体重1.6トンだそうです。

昼寝する“みなぞう”君。ゴマフアザラシが小さく見えるほど巨大なみなぞう君です。この日は日差しが強かったため、南極周辺の海に暮らしているミナミゾウアザラシのみなぞう君にとっては、ちょっと暑かったかも。

 ◆みなぞう君は、ふだんはプールサイドで寝ていることが多いのですが、平日はみなぞう君と学芸員の方との触れあう姿が見られるそうです。この日は週末でしたので、みなぞう君との触れあいを見ることはできませんでしたが、みなぞう君が寝ているすぐ近くまで行くことができました。押すと写真が出ます。

 ◆間近でよく見ると、みなぞう君の大きさがよく分かりました。このときの印象を録音しました。「初めて“みなぞう”を間近で見ました。うつぶせになって寝ていたため“みなぞう”の顔を見ることはできませんでした。寝ている姿は、まるで大きな落ち葉が膨張したような格好でした。あまりにも大きいために周囲に泳いでいたゴマフアザラシが痩せて見えました」という趣旨を話しています。この段落をクリックする再生します。(録音時間59秒、ファイル容量461KB、MP3形式)

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ウルトラCの技、3頭並んでの3回転ジャンプ!
4頭並んでのジャンプ。
まだ小さい子供イルカも飛びます。
相模湾の海を再現した大水槽には約8000匹のイワシの大群がうねり泳いでいます。
学芸員の方が遠隔マイクと水中カメラを持って大水槽のなかを案内してくれました。
潜水して海中散歩の案内をしてくださる学芸員の方。
おいしそうなお魚たち。えっ、違う?! すみません(笑)
鎌倉を巡る。 (◆の段落や写真を押すと音声や拡大写真が見られます)
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鎌倉周辺の立体的な詳細図です。カシミール3Dをもとに制作しました。クリックすると拡大します。
今回の走行ルート全体の高低差を示した図です。カシミール3Dを使って制作しました。
大仏とわたし。その1。
大仏とわたし。その2。
江ノ島電鉄とわたし。鎌倉大仏から山を越えて極楽寺に下りてきたところで撮りました。
江ノ電とわたし。その2。
すぐそこに海が見える。

 午後から鎌倉の街を自転車で巡ることにしました。鎌倉を自転車で走るのは、今回が初めてです。鎌倉は100メートルほどの小高い丘が続く地形で、この起伏ある土地を自転車で走ると、けっこういい運動になります。

有名な鎌倉大仏の前にて。強い日差しのなか、托鉢(たくはつ)しているお坊さんがいらっしゃいました。

 鎌倉といえば大仏です。わたしは江ノ島から鎌倉大仏を目指して自転車のペダルを回し始めました。ただ、鎌倉の道路は狭いうえに交通量が多い。そこで、できるだけ幹線道路を避けて、クルマの通りの少ない住宅地のなかや、一部自転車を担いで山をのぼらなければならない山間部を通りました。

 まずは、湘南モノレール沿いに鎌倉山方面に登りました。鎌倉山は標高100メートル弱の丘陵地帯で、高級な住宅街がたくさん並んでいます。住宅地のなかにはおいしそうなパン屋さんやお菓子屋さんが、ポツリポツリとありました。ショーウインドウ越しにパンやお菓子の値札を見ると目が飛び出るほど高い。普通の住宅地の消費水準と大きな隔たりがあることがよく分かりました。

 鎌倉山を江ノ島とは反対方面に下りると地方道32号線(藤沢鎌倉線)に出ます。ここの交通量の多さには驚きました。乗用車だけでなく大型の観光バスがバンバン通ります。ここからすぐ近くにある「大仏トンネル」を抜けると、有名な鎌倉大仏や長谷観音など観光名所がたくさんあるため、観光バスが頻繁に通るようです。

 わたしは、観光バスが途切れたタイミングを見計らってトンネルを抜け、鎌倉大仏の境内までやってきました。境内を少し入ったところに小規模な自転車置き場があったため、そこに自転車を停めさせていただきました。鎌倉大仏は、想像以上の貫禄があり、感動しました。大仏のすぐ脇には、お坊さんが托鉢(たくはつ)をしていました。

 ◆鎌倉の大仏の前で録音しました。「いま、鎌倉の大仏の前にいます。たくさんの人がお参りに来ています。きょうはいい天気で日差しが強かったため、大仏見学のあいだ、すっかり日に焼けてしまいました。みんなおみやげに鎌倉名物の焼き菓子“鳩サブレー”を買っていました。わたしも買って帰ろうと思っています」という趣旨を話しています。この段落をクリックする再生します。(録音時間43秒、ファイル容量343KB、MP3形式)

 大仏を見学したあとは、いよいよ本日最大の難所、極楽寺に抜ける“山越え”です。極楽寺には交通量が多い地方道32号線を通っても行けるのですが、それではクルマが多くて楽しくありません。そこで先ほど通ってきた「大仏トンネル」の上にある長谷給水池までの階段を登って、極楽寺に行くことにしました。階段があるため、少なくともクルマやバスは登ってこれません。

極楽寺から稲村、七里ヶ浜へ。 (◆の段落や写真を押すと音声や拡大写真が見られます)

 極楽寺は、思ったとおりほとんどクルマが通らない閑静な住宅街でした。あっという間に江ノ島電鉄・極楽寺駅に下りてきました。江ノ島電鉄の単線の線路沿いに海が間近に迫る稲村ヶ崎まで出て、ふたたび標高50メートルほどの七里ヶ浜住宅地へ登りました。海沿いの国道134号線は、非常にクルマが多く、とても自転車がのんびり走れる環境でないからです。

相模湾を一望できる美しい砂浜。

 七里ヶ浜は高級住宅街でもあり、高級別荘地でもあります。住宅地の一角からは相模湾が一望できました。すがすがしい潮風が吹き上げてきます。七里ヶ浜を下ったあとは、ふたたび交通量の多い国道134号線に出て、そこから江ノ島から茅ヶ崎市の相模川までの約10キロメートル続くサイクリングロードに入りました。

 神奈川県には、境川サイクリングロード(約40キロメートル)や鶴見川サイクリングロード(約20キロメートル)などの大規模なサイクリングロードがあります。この江ノ島・相模川間の湾岸沿いのサイクリングロード(約10キロメートル)は、県内の他のサイクリングロードに比べて中規模クラスのサイクリングロードだと言えます。ただし、美しい白い砂浜沿いに、これだけの距離数があるサイクリングロードは、全国的にも貴重な存在です。

 サイクリングロードはほぼ100%舗装してありましたが、砂浜の砂が風でたくさん飛ばされてくるため、アスファルトで舗装してある路面が砂で見えなくなっているところもところどころにありました。タイヤを砂にすくわれないよう、注意して走る必要があります。また風が強い日は、遮るものがないため、モロに風を受けてしまうかも知れません。これらの点に気をつければ、交差点や信号もほとんどありませんし、壮大な相模湾を眺めながらのんびりと自転車を走らせるのに最適な道です。

 ◆相模川を渡って、JR東海道線・平塚駅から帰路につきました。帰りの電車に乗るときに録音しました。「いま、JR東海道線・平塚駅にいます。5時半のチャイムが鳴りました。初めて大仏を見てとても満足しました。鎌倉は予想どおり山の多い街でした」という趣旨を話しています。この段落をクリックする再生します。(録音時間38秒、ファイル容量300KB、MP3形式)

 ◆電車のなかで鎌倉について録音しました。「鎌倉の街は、きれいなお家がたくさん並んでいました。しかも、雑誌でしか見たことのないようなレストランや洋菓子店がいたるところにありました。わたしも将来は、こうしたゆとりある環境でのんびりしたいものです」という趣旨を話しています。この段落をクリックする再生します。(録音時間39秒、ファイル容量308KB、MP3形式)

 ◆「鎌倉は、相模湾が一望できると同時に、山のなかの暮らしも満喫できる街です。山や海、川など地形に富んでいて魅力的です。いま、電車は相模川に架かる鉄橋の上を走っています。相模川にはサイクリングロードがほとんどありません。将来整備されるといいですね」という趣旨を話しています。この段落をクリックする再生します。(録音時間33秒、ファイル容量262KB、MP3形式)

 江ノ島や鎌倉は、古くからの観光名所や高級住宅街として有名です。その魅力を自転車を駆って存分に体験できた1日でした。

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七里ヶ浜の高台の住宅地から見える相模湾。
この日は遠くの水平線までよく見えました。将来、こんな美しい眺めの家に住みたいと思いました。
鎌倉を一周して江ノ島まで戻ってきました。ここからサイクリングロードでJR東海道線・平塚駅まで行きます。
相模湾沿いに伸びるサイクリングロードにて。
勢いよくペダルを回しました。
このサイクリングロードにはサーフィンやダイビングを楽しむたくさんの方々が通ります。
柔らかい砂浜なので、車輪を砂に埋めて、自転車を立てられます。
JR東海道線・平塚駅前にて。


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