| 羽田空港から能登空港へ飛ぶ。(◆の段落か写真をクリックすると拡大写真が見られます) |
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| 羽田空港から能登空港までの航路。地図をクリックすると拡大します。 |
03年秋、能登半島ツーリングに出かけました。今回は、東京からの移動手段として、飛行機を使いました。東京・羽田空港から能登空港までの飛行時間は、わずか1時間程度です。能登半島の真ん中に位置する能登空港は、03年7月7日に開港したばかりの新しい空港です。
実は、当初、能登半島への、旅行計画を立てるとき、鉄道にしようか、移動手段を飛行機にしようか、迷いました。鉄道で行く場合は、新潟(上越)新幹線で越後湯沢駅まで行き、そこから北越急行、JR北陸本線、のと鉄道などの各鉄道会社の路線を走ることになります。料金は約1万4000円。時間は、およそ5〜6時間ほどかかります。
これに対して、飛行機は、羽田空港から能登空港まで、わずか1時間程度。早割適用で1万5500円で行けます。鉄道より1000〜2000円割高ですが、時間は5分の1くらいで済みます。飛行機に自転車を乗せてもらえるか、少し不安でしたが、飛行機での移動に挑戦することにしました。
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| 羽田空港に着いたわたし。自転車は黒い輪行袋に入れました。 |
羽田空港から能登空港までは、全日本空輸社(全日空)のグループ会社のエアーニッポン社が、毎日往復2便、運行しています。わたしは、航空券の購入窓口である全日空の担当者に、輪行袋に入れた自転車を、飛行機で運べるか聞いてみました。すると、担当者は「スポーツタイプの自転車で、分解または折りたたんで輪行袋に入れてある状態ならば、通常は受託手荷物として扱えます」と答えました。
わたしは、能登までの航空券を購入し、初めて、自転車を飛行機に乗せることにしました。飛行機は、朝10時05分に羽田空港を出発して、能登空港に11時05分に到着します。搭乗手続きは出発20分前に終わらせなければならないため、わたしは、2倍の40分前に羽田空港に行きました。
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| これから荷物検査を受ける。 |
飛行機では、搭乗手続きをするまえに、荷物検査を受けなければなりません。そのとき、自転車は徹底的に調べられます。羽田空港では、まず、輪行袋に入ったままの自転車をエックス線で検査します。そのあと、輪行袋から出して、エックス線で見たとき“不審”だと思われる場所を調べます。
とくに、不審だと思われた場所は、自転車に取り付けてあった「工具袋」でした。わたしは、自転車のサドルの下に、小物入れ用のバックが取り付け、そのなかに六角レンチやドライバーなど応急措置用の工具や、前照灯、後方警告灯、乾電池などを入れてあります。このバッグの中身は、とくに念入りに調べられました。
空港の検査員は、袋から出した自転車や工具類などを、検査スペースいっぱいに並べて、「鉄製の工具・部品は、すべて受託手荷物として預け、機内に持ち込まないように」と言いました。ついでに、わたしが背負っていた機内持ち込み用の鞄の中身も調べる徹底ぶりでした。
| 空港へは余裕をもって。(◆の段落か写真をクリックすると拡大写真が見られます) |
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| 搭乗手続きを終えて、飛行機への乗り込みを待つ。予想以上の厳しい荷物検査で、神経つかった(笑) |
わたしは、40分前に羽田空港に着きましたが、厳重に手荷物を検査されたため、実際に搭乗手続きを始められたのは、出発の15分前でした。定時出発に必要なギリギリの時点です。自転車は、事前の確認とおり、追加料金を取られることもなく、工具類といっしょに、受託手荷物として飛行機会社に預けました。
搭乗口に着いたのは10分前。羽田空港に着いてから30分後でした。今回、たまたま、空港が、それほど混雑していなかったため、この時間で間に合いました。
しかし、これが繁忙期ならば、40分前では、とても間に合いません。国際便並みの1時間半くらい前に空港に着き、自転車と工具類だけでも、先に預けてしまうのが賢明だと思いました。繁忙期で検査の係員の手が空いていなかったら、それだけで乗り遅れてしまいます。
荷物検査および荷物の預け入れ、搭乗手続きが済んで、ようやく飛行機に乗れます。この点、鉄道だったら、手荷物持ち込みで、そのまま乗れるので、便利だと思いました。しかし、能登半島まで行こうとしたならば、たとえ、飛行機への搭乗までに4時間かかったとしても、鉄道で行くよりは、目的地に早く到着できます。今回は、たった40分で飛行機に乗れるわけですから、やはり、大幅に時間が短縮できたと考えるべきでしょう。
以下に、能登空港までの写真を掲載します。
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| 能登半島・穴水町の民宿に着いて、夕ご飯をいただく。 |
飛行機の受託手荷物として、自転車を預けることで、自転車が破損しないかと心配でした。能登空港に着いてから、ベルトコンベアーで次々と運搬されてくる他人の荷物を見ながら、「わたしの自転車も、このベルトに乗ってくるのだろうか…」と思っていたとき、空港の担当者の方が、手に抱えて、自転車を持ってきてくれました。
わたしは、わざわざ、手で持ってきてくれた担当者の方にお礼をいい、自転車を受け取りました。自転車の損傷箇所を調べたところ、前タイヤのスポークが2本、曲がっていました。自転車を包んだ梱包材の厚さが足りず、恐らく、飛行機のコンテナのなかで、他の荷物の固い部分が、スポークに当たったためだと思います。梱包材の「プチプチ」(ビニール製の空気の入った緩衝材)を、もっと何重にも、分厚く自転車に巻き付けておけば、このような損傷は防げたと思いました。(反省)
あと、飛行機で運搬するさい、輪行袋が傷だらけになるのは、やむを得ないと思います。できれば、古い輪行袋を使うなど、「破れても惜しくない」ものをつかうべきかも知れません。ただ、中身の自転車は、そういうわけにはゆきませんので、梱包材をたくさん使い、ぐるぐる巻きにしておきましょう。動く部分は、ヒモで縛るなど、できる限り固定させることも忘れてはなりません。今回の飛行機による輪行で、自転車のどこが壊れやすいか、どこが傷つきやすいかなど、いろいろ学び取ることができました。ここで習得したノウハウは、次回からの飛行機による輪行に役立てると思います。
次は、「能登半島から能登島へ渡る【前編】」に続きます。ここをクリック!