| 穴水から能登空港へ。(◆の段落か写真をクリックすると拡大写真が見られます) |
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| 本日の走行ルート。地図をクリックすると拡大します。 |
いよいよ、能登半島ツーリングの最終日です。この日は、15時40分に能登空港を出発し、東京・羽田空港に帰らなければなりません。わたしは、あまり遠出はせず、能登空港周辺の山林を自転車で走る計画を立てました。飛行機に乗り遅れたらたいへんですからね。走行ルートは右の地図をご参照ください。
この日は、青空が広がり、とても気持ちのいい天気となりました。わたしは、昨日夜のうちに、近くにあったコンビニから、着替えなどの荷物を宅配便で自宅に送り返しました。このため、手持ちの荷物は、ほとんどなく、とても身軽になりました。お宿の支払いを済ませて、いざ出発です。
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| 珠洲道路は交通量がとても多い。おそらく、能登半島でいちばんでしょう。 |
まず、能登空港に向かいました。身軽になったといえ、自転車を飛行機で輪行するための輪行袋や緩衝材があり、これらを空港のコインロッカーに預けようと考えたからです。穴水から空港までは、珠洲道路(すずどうろ)を走るのが、いちばん近道です。
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| 03年7月に開港したばかりの能登空港。 |
わたしの予想に反して、とても交通量が多かった珠洲道路には、マイカーやトラックなどが、ビュンビュンと走り、東京や川崎あたりの産業道路もびっくりするほどです。地域産業の根幹を支えているインフラになっていました。
よく考えてみたら、珠洲道路は、能登半島唯一の有料道路「能登道路」に直結していて、さらに、この能登道路は、高速道路の「能越自動車道」や、北陸最大の都市・金沢につながっているのです。交通量が多いのも、なっとくできます。
お宿を、朝8時半に出発したのち、珠洲道路を通って能登空港に着いたのは、東京・羽田からの第1便が到着する30分前の午前10時半時でした。穴水から能登空港までの距離は約10キロ。2時間かけて走ったということは、平均時速たったの5キロ。歩くよりちょっと速いくらいですね。
| スーパードルフィンが飛来。(◆の段落か写真をクリックすると拡大写真が見られます) |
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| 真新しいエアーニッポンの受付カウンター。 |
穴水から向かうと、空港は標高約200メートルの山の上にあり、ずっと登り坂が続きます。だからといって、平均時速5キロで、大型トラックが地響きを鳴らしながら疾走する珠洲道路を走るのは、クルマとの時速差がありすぎて、やはり、ちょっと怖い。
能登空港は、03年7月に開港したばかりの新しい空港です。空港ターミナルも真新しく、空港周辺の施設も、とてもよく整備されています。1日2往復しかなく(03年12月現在)、しかも、全日本空輸系列のエアーニッポンの独占航路で東京・羽田としか往来していないという制約はあります。でも、今後、利用客が増えれば、便数も増えることが期待されています。
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| 出迎え客でいっぱいの空港ターミナルビルの展望台。 |
わたしは、空港で輪行袋など、空港付近のツーリングに必要のないものをコインロッカーに預けようと思いました。エアーニッポンの受付カウンターにコインロッカーの場所を聞いたところ、「そういうものは設置していない」という回答が返ってきました。
ダメもとで、「この荷物を預かってもらえませんか?」と、輪行袋が入ったビニール袋を差し出したところ、「航空券を見てもらえれば、預かれる」ということでした。わたしは、航空券を見せて、カウンターで荷物をあずかってもらうことにしました。
さらに身軽になったわたしは、東京からの第1便の着陸を見学することにしました。飛行機の着陸を見られる場所は、主に、空港ターミナルビルの展望台か、空港敷地内の端にある多目的広場とよばれる高台の2か所です。
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能登空港で飲む。 クリックすると拡大します。 |
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| うまい! |
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| たまらん! |
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| コーラに限る! |
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| 幸せ。 |
ターミナルビルの展望台に行ってみたところ、なぜか、鈴なりの人だかりでした。あと20分ほどで飛行機が来るということもあり、出迎えに来ている人たちだと思います。きょうは休みの日ということもあり、たぶん、なかには、単に飛行機を見学しにきたという人も、多数いるかと思います。(笑)
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| 着陸する寸前の写真。見学に来た老人会の方々であろう人たちといっしょに。 |
わたしは、展望台での見学をあきらめ、自転車で飛行場の端にある多目的広場の高台に向かいました。そこには、老人会の方々と見られるご老人たちが、たくさん見学にきていました。わたしも、そのなかに混ぜてもらい、飛行機が飛来するのを待ちました。高台からは、七尾湾に浮かぶ能登島がよく見えました。
しばらくすると、能登島の方角から小さな飛行機が飛んできました。エアーニッポンのB737−500(愛称:スーパードルフィン)です。飛行機は、ふらふらと両翼を揺らしながら減速し、高度を下げています。着陸のため減速しているとはいえ、飛行機は速い。わたしが、能登島から苦労して穴水まで帰ってきた距離を、わずか数分で飛んできます。
推定ですが、着陸態勢で減速しているものの、最低で時速300キロは出ていると思います。能登島から空港までの直線距離は約20キロですから、約4分で飛んでくることになります。わたしの自転車なら、平均時速が速くて10キロなので、同じ距離を走ると2時間かかるわけですから、やはり飛行機は速い。
能登島方面から飛来した場合、そのままでは滑走路に進入することはできません。このため、十分に減速し、高度を下げながら、ほぼ90度の角度で旋回したのち、滑走路に着陸するというコースをとります。
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| 自走して空港ターミナルに向かうドルフィン。 |
| コラム:転倒寸前。雪国の路面特性に注意。 | ||
ところで、わたしは、能登半島ツーリングで、1回だけ転倒しそうになりました。道路の左端にあった段差が原因でした。段差は、わずか2センチほどでしたが、わたしの細いタイヤがひっかかるには十分な高さがありました。 能登島から帰る途中の国道249号線のことでした。大型ダンプやマイカーが絶え間なくわたしの隣を追い越していくなかで、その段差にひっかかりました。タイヤが段差にひっかかり、転倒寸前までバランスを崩しました。ほんとうに転倒していたら、クルマの前に転がり込んでいくことも十分に考えられます。 そのときは、夕暮れ時で、段差の原因がよく分かりませんでしたが、あとになって分かりました。能登空港の近くにきたとき、同じような構造物があったからです。 ただし、コンクリートブロックの固さに比べて、道路表面に敷いてあるアスファルトは柔らかい素材です。このため、国道など大型トラックが頻繁に通る道路では、それら車両の重みによりアスファルト部分が沈下し、相対的に固いコンクリートブロックが浮き出てくる現象が起こるようです。 このアスファルトから浮き出たコンクリートブロックの“段差”に、わたしの車輪がひっかかったと考えられます。雪国の道路ならではの特徴として、気を付ける必要があると思いました。 |
| 輪島広域農道を走る。(◆の段落か写真をクリックすると拡大写真が見られます) |
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| 能登空港の端にある見晴台にて。 |
◆わたしが乗る飛行機は、15時40分に能登空港を離陸します。4時間ほど時間の余裕があるので、空港近くの山林を自転車で走ることにしました。空港の端にある見晴台から自転車で駆け下り、輪島広域農道を走りました。とくに、農道が走りたかったわけではなく、制限時間のなかで、確実に戻ってくれるルートを探したところ、たまたま、この農道を見つけたという具合です。この写真は見晴台から駆け下りるところです。
農道の地図はこちら。
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| 手入れが行き届いた杉畑(杉の人工林)。 |
| 能登空港を離陸。羽田へ。(◆の段落か写真をクリックすると拡大写真が見られます) |
おそらく、以前は、いま、わたしが休んでいるところが珠洲道路だったのですが、最近の拡幅工事で、珠洲道路は、一段低いところを、より直線的に走れるようになったのだと思います。珠洲道路は、交通量の増加をうけて、各自治体が拡幅工事を推進しているようです。
また、手荷物検査で引っかからないように、自転車整備用の工具類は、あらかじめ、すぐに取り出せるところに入れました。検査員に提示を要求されたら、すぐに取り出せるようにしておかないと、検査に時間がかかってしまうからです。
◆無事に手荷物検査が済み、空港内の待合室に来たところです。飛行機は、もう空港に着いていて、折り返し東京に飛ぶ準備をしていました。
◆午後3時半ごろ、飛行機に乗り込みました。この写真は、機内に通じる陸橋を渡っているところです。ガラス張りの陸橋からは、空港ターミナルや滑走路、飛行機の様子がよく見えました。
◆空港ターミナルの展望台には、多くの人が見送りに来ていました。大きな展望台が人でいっぱいです。およそ100人のスーパードルフィンの乗客数よりも、見送りの人の数の方が多いように見えます。
| 楽しかった能登半島ツーリング。(◆の段落か写真をクリックすると拡大写真が見られます) |
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| 山林を元気よく走る。 |
楽しかった能登半島ツーリングも、これで終わりです。初めて自転車といっしょに乗った飛行機の旅は、天気にも恵まれ、とても満足できるツーリングとなりました。これで、飛行機を使った移動にも実績ができ、来年、暖かくなったら、もっと遠いところにも、飛行機を使い、短い時間で行ける自信がつきました。
能登半島は、東京や大阪から、とても行きやすいところです。珠洲道路や国道249号線などの幹線道路を避ければ、山林や田園が広がる、とてものんびりとしたところです。美しい海や、おししい空気は、まさに、自転車で走るのに最適です。標高何千メートルという高い山がないというのも、自転車で走りやすい環境をつくりだしています。
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| 能登空港のおみやげの「スカイのっぴー」グッズ。 |
今回は、能登島と輪島、能登空港周辺、珠洲の一部を走っただけですが、能登半島は、とても広く、走るべきところは、まだたくさん残っています。今度、能登半島に来たときは、もっとたくさんのところを自転車で走りたいと思いました。
←最後に、能登空港のおみやげ屋さんで、能登空港オリジナルのキャラクター「スカイのっぴー」のグッズを購入しました。地元輪島の漆器に「のっぴー」が描かれているものと、「のっぴー」のキーホルダーを、それぞれ1個ずつ買いました。左の写真が、そのとき買った漆器とキーホルダーです。のっぴーは、とてもかわいく、空港のイメージアップに役立っています。わたしにとっても、のっぴーは、とてもいい記念品となりました。
次は、「【番外編】能登鉄道で珠洲・蛸島の先端へ」に続きます。ここをクリック!