| 小佐渡半周に出発(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます) |
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| 地図をクリックすると拡大します。 |
3日目は、曇り。降水確率30%。雨が降るのか、降らないのか、よく分からない微妙な天気でした。昨日の台風一過の晴天とはうってかわり、どんよりとした雲が空を覆(おお)っています。宿で、ぼぉーとしいるのももったいないと思い、わたしは、走れるところまで走ることにしました。
立てた計画は、小佐渡半周です。昨日は、大佐渡を一周したので、今日は、反対側の山脈である小佐渡を半周することにしました。朝ごはんをしっかり食べて、朝8時にお宿を出発しました。本日のルートの概要は、右の地図をご参照ください。
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| 遠くに新潟港と行き来する定期船が見える。 |
両津市街地を過ぎたあたりから、とうとう雨が降り始めました。小佐渡の北側先端部分に位置する姫崎(ひめざき)にいく途中の県道45号線(佐渡一周線)で、わたしは「雨宿り」(あまやどり)をすることにしました。カッパを着て走るという選択肢もありますが、安全性や快適性が低下するため、わたしは、雨が降ったら雨宿りをすることにしています。今後、この日だけで計5回の雨宿りをすることになります。
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| 姫崎の鎮守様。細い階段があり、頂上まで登れるようでした。 |
第1回目の雨宿りは、両津港と姫崎(小佐渡の北側の先端)との、ほぼ中間地点でした。民家の車庫の軒先を借りました。ここからは両津港と新潟港との間を往き来するフェリーやジェットフォイル(水中翼船)を遠くに見ることができました。フェリーはゆっくりと航行するのに対し、ジェットフォイルは遠くからでも、そのスピードの速いことがよく分かりました。
30分くらい雨宿りをすると、雨はやみました。わたしは、ふたたび姫崎を目指して走り始めました。姫崎には、昨日の大野亀の100分の1くらいの小さな岩がありました。岩の頂上には鎮守様が祀(まつ)ってあるようで、岩肌に細い参道がつくってありました。しかし、あまりに細く、足場が悪いため、頂上まで登ることはできませんでした。
◆姫崎の鎮守様に続く階段。この岩山の頂上に鎮守様が祀っているようでしたが、この先、道が細くなったため、登るのは断念しました。
| 姫崎から松ヶ崎まで走る(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます) |
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| 2回目の雨宿りは、松ヶ崎の近くの神社でした。 |
2回目に雨宿りをしたのは、お宿のある新穂村から見て、小佐渡山脈のちょうど反対側にある松ヶ崎灯台の近くの神社でした。ここまで来るあいだも、何度か小雨に降られましたが、何とか雨具なしで走ることができました。佐渡島は、人が住み始めてからの歴史が古いため、あちこちに神社があります。わたしは、神社の軒先を借りて、雨宿りをさせていただきました。
◆この写真は、姫崎から松ヶ崎まで向かう途中の県道45号線で撮ったものです。一直線に道が続いている様子がよく分かります。
まだ、午後1時だというのに、雨雲が立ち込め、空が暗くなってきました。わたしは、これ以上、走り続けるのは難しいと判断しました。ほんらいは、もう少し先まで行こうと考えていたのですが、ここから小佐渡山脈を横切って新穂村に戻るルートに入ることにしました。地図上では、小佐渡山脈を越えれば、すぐそこが新穂村です。
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| 民家の軒先で雨宿りするわたし。本日3回目の雨宿り。 |
しかし、予想以上に早く、天気が崩れていくなかで、小佐渡山脈の約500〜600mの峠を越えるは、けっこう勇気が要りました。心配していた通り、峠に向かって山を登っていくと、まとまった雨が降ってきました。今日、降った雨のなかで最大規模の雨です。わたしは急いで近くの民家の車庫についている軒先に駆け込み、3回目の雨宿りをしました。
峠までの道のりのうち、まだ半分ほどしか登っていないのに、足止めを食らってしまい、夕暮れまでにお宿に戻れるか気になってきました。でも、幸いに1時間ほど雨宿りをしていると、次第に雨はやんできました。
◆今がチャンスだと思い、わたしは急いで峠まで駆け上がりました。この写真は、峠に向かう途中で、小佐渡山脈の中腹あたりから、新潟港方面を望んだときのものです。
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| 松ヶ崎と新穂村方面を結ぶ林道の峠にて。 |
峠まで来てしまえば、あとは下り坂なので、楽なものです。一気に坂を下り、新穂村近くまでやってきました。雨で濡れてしまったため、服を着替えました。
◆カエルの写真、その2。うしろに写っている道路が、国中平野を縦断する幹線道路・県道65号線。佐渡の主要市街地である両津港と真野町を結んでいる幹線道路で、路線バスも1時間に何本か通ります。
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| 国中平野の広域農道の脇にあった神社で休憩させてもらう。 |
◆広域農道の写真、その1。国中平野は、一面、水田で埋まっています。どこまでも田園風景が続きます。後ろのほうに、ぼんやり写っている山脈は、昨日、一周した大佐渡山脈です。
◆お宿まで帰る道は、車の交通量が多い幹線道路を避けて、裏道の広域農道を走ることにしました。峠から一気に下り、少し疲れたので、農道の脇にある小さな神社の境内で休憩させてもらうことにしました。
◆狛犬(こまいぬ)に雨蛙(あまがえる)が貼り付いていました。きっと雨を喜んで、地面から登ってきたのでしょう。カエルの期待通り、また、雨が降ってきたため、この神社で本日4度目の雨宿りをしました。
| 神社で雨宿りをさせてもらう。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます) |
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| 新穂村の村役場の前にて。次に来るときは、佐渡市に。 |
雨がやんできたので、わたしは、農道を通って、お宿に帰りました。途中、新穂村の村役場に立ち寄り、観光案内の資料をいただいてきました。佐渡島の10ある市町村は、04年3月に合併して「佐渡市」となります。新穂村の村役場にくるのも、これが最後になると思います。今度、来るときは、佐渡市の出張所(?)になっているのでしょうか。村役場の前には、朱鷺(とき)の銅像がありました。
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| 国中平野を走る農道から、大佐渡山脈を望む。 |
◆国中平野の農道、その2。農道からは、大佐渡山脈が、よく見えました。車の交通量も少なく、とても快適に走れます。農道といえども、佐渡島の農道は、下手な国道よりも、よく整備されています。
◆お宿・国見荘の敷地のなかには、山下清のお墓があります(第1編参照)。国見荘は、小佐渡山脈に至る小高い丘の上にあます。国中平野の田園風景と、その向こうに見える大佐渡山脈も、とてもよく見えます。
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| 新穂ダム近くの神社で休憩。 |
自転車に乗っているあいだ、本降りになることもなく、無事にお宿まで帰れて、ほんとうによかった。まだ、午後4時すぎ。外も明るいので、わたしは、お宿のすぐ近くの「新穂ダム」まで、歩いて散歩することにしました。
夕方になり、雨雲がますます厚くなってきました。途中、神社に立ち寄って休憩しました。佐渡島は、主に江戸時代から400年以上の歴史があり、古い神社がたくさんあります。先の寺田神社も、今(2003年)から76年も前に建てられたものです。きっと、この神社も、100年近い歴史があるのだと思います。
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| 新穂ダム湖畔の「あずまや」で雨宿りするわたし。本日5回目の雨宿り。 |
新穂ダムに着いたときは、雨が本降りになっていました。わたしは、ダム湖畔にある、あずまやで、今日5回目の雨宿りをしました。静かなダムの湖面には、降ってくる雨粒による波紋が無数に広がっていました。わたしは、持ってきた傘をさして、お宿に戻りました。
◆お宿では、夕食がつくってありました。雨に降られながらも、丸一日、約70キロの道のりを、自転車で走ったため、お腹は、もうペコペコ。待ちに待った夕ごはんは、昨晩と同様、とてもおいしく、大満足でした。
次は、「やっと晴れ。小木町で、たらい舟に乗る」に続きます。ここをクリック!