| 鶴川駅から出発。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます) |
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04年2月、神奈川県の鶴見川から羽田空港近くにある城南島海浜公園まで行きました。鶴見川沿いには、小田急線の鶴川駅あたりから川崎市街地まで、およそ20キロの自転車道(サイクリングロード)があります。川崎からは国道15号線沿いに北上し、城南島海浜公園に向かいました。 鶴見川は、多摩川と平行して流れる川で、東京都・町田市が源流で、川崎市を通って東京湾に流れ込んでいます。全長は42キロほどあるそうですが、自転車道が整備されているのは、このうち20キロ程度のようです。 この日は、最高気温が12度まであがり、穏やかな一日でした。わたしは、自転車を袋に詰めて電車に乗りました。鶴見川上流付近の最寄り駅のひとつが、小田急線の鶴川駅で、駅のすぐ近くに鶴見川が流れています。 |
| 初めての現場録音。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます) |
今回から、現場に小型録音機を持参することにしました。風の音や、電車の音、人の声などを記録することで、少しでも多く、その場の雰囲気が伝わりやすくなると考えたからです。まず、最初に、小田急線・鶴川駅に着いたときの録音です。輪行が終わり、これから自転車を組み立てるときに録音しました。小田急線の電車が走り去っていく音も録ってあります。 ◆鶴川駅に着いたときの録音です。「これから自転車を組み立てる」ということを話しています。ここをクリック。(録音時間14秒、容量111KB、MP3形式) ただ、途中、恩田川(おんだがわ)と合流したあたりから、自転車道の整備状況が、だんだんと改善されはじめ、新横浜駅近くの「鶴見川多目的遊水地」、愛称「新横浜ゆめオアシス」あたりに来ると、開けた空間に近代的な横浜国際総合競技場が見えました。
この競技場は、02年に開催されたサッカーワールドカップの決勝会場となったことで有名です。競技場の周辺の遊水池は、いまでも工事がおこなわれており、今後、さらに整備が進むことになるのだと思います。 ちなみに、競技場も遊水池のなかに建設されているそうです。万が一、洪水などで遊水池に水が入り込むことになったときでも、遊水を収容する容量が減らないよう、競技場そのものが高床式になっているとのことです。床の下に遊水を収める構造のようです。 鶴見川自転車道を走ってみた感想は、多摩川よりも市街地を走り、自転車道の規模も、境川(神奈川県などを流れる)よりも小振りという印象を受けました。
また、鶴川は、よく新聞発表などで、水質がよくないと言われています。わたしが鶴見川を見たときは、境川や多摩川に比べて、水が濁っているという印象を受けました。でも、水が濁っていて、見た目によくないからといって、それが、一概に水質が悪いということではないようです。 |
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| JR横浜線と並んで走る。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます) |
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恩田川が鶴見川に流れ込む“落合橋付近”(=JR横浜線の中山駅付近)で恩田川と合流します。ここからJR横浜線とほぼ平行して鶴見川は流れます。恩多川にも自転車が走れる歩道があるそうですが、今回は行っていません。恩田川は地図で見ると、JR横浜線の成瀬駅あたりが同線と平行して落合橋まで来ています。 中山駅からの鶴見川は、横浜方面に向かって鴨居駅、小机駅、新横浜駅までの4つ駅の区間で、右側に、ちらちらと横浜線と電車を見ることができます。以前、JR横浜線に乗ったときは、東海道線などに比べて「なんちゅう遅い電車だ」と思った記憶があるのですが、自転車の乗っていて、すぐ隣を走る横浜線を見ると、「けっこう飛ばすなぁ」と電車の速さを、改めて感じました。 わたしは、鶴見川多目的遊水地の付近の河原で、休憩をしました。このときは、お昼をちょっとすぎ、少し風が出てきたところでした。最高気温が12度といえども、風が出てくると体温を奪われてしまいます。仕方なく、休憩時間を切り上げ、身支度をして、川崎方面に漕ぎだしました。 川崎市に近づくにつれて、ますます風が強くなってきました。吹きさらしの河川敷なので、風が吹き込みやすいというのはありますが、おそらく、気温が上がって、一時的に大気が不安定になったためだと思います。 |
| いざ、城南島へ。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます) |
強風のなか、鶴見川を下っていくと、JR横須賀線と同京浜東北線、同東海道線、京浜急行の鉄橋が、次々と現れます。橋の下をくぐると、国道15号線に突き当たります。わたしは、この国道を北上し、東京都大田区の城南島京浜公園を目指しました。
大田区の大森付近まで来たところで、東京湾方面に曲がりました。このあたりは中央海浜公園や、東京湾野鳥公園、城南島海浜公園などの公園が整備され、野鳥をたくさん見られると思いました。城南島海浜公園を目指したのも、こうした公園が、密集している地域だからです。ところが、公園以外の環境は、意外に厳しいものがありました。 この付近は、大型のコンテナ埠頭や、荷物置き場(ヤード)が数多くあるため、コンテナや資材を運ぶ大型トラックが、頻繁に往き来しています。大型トラックが爆音と黒煙を巻き上げて、勢いよく走ると、あたり一面に地響きがして、恐怖を感じます。
どうやら“読み”を間違えたようです。地図だけ見ていると、公園が中心の区域のように見えましたが、実際は、トラックの方が目立ちました。
こうした“小口”の不法投棄だけでなく、トラック一杯分にもなるようなゴミが、公園脇に捨ててあるなど“大口”のものも目立ちました。ここは埋め立て地が多く、実際に住んでいる人が少ないために、不法投棄に対する抵抗感が薄れるのかも知れません。 ゴミやガレキが散乱する道路のすみを走るのは、神経を使います。プラスチック片やガラス片を踏むと、すぐにパンクしてしまうからです。海の方へ進めば進むほど、ゴミが多くなり、鉄クズや砂利なども増えてきました。今から考えると、あのとき、パンクしなかったのは奇跡的だったとも思えます。 |
| いざ、城南島へ。(◆の段落か写真をクリックすると写真が見られます) |
城南島海浜公園には、夕暮れちょっと前の午後3時半に到着しました。公園まで来ると、急に静かになります。トラックの地響きもなくなりました。羽田空港から次々に飛び立つ飛行機のエンジン音は響きますが、それ以外は、いたって静かです。 羽田空港から飛び立つ飛行機は、風向きの関係で、城南島方面に離陸していました。その日の風向きによっては、城南島方面から着陸することもあります。一般的に、飛行機は、急上昇する離陸のときよりも、低空での滞空時間が長い着陸の方が、騒音が大きいと言われているので、この日は、とくに静かだったのかも知れません。 東京湾を見ると、大小さまざまな船舶が往き来していました。5万トンクラスの大型コンテナ船が、ゆっくりと外洋に向けて進んでいました。飛行機が、上空に向けて飛び跳ねるように上昇していくのに対し、このコンテナ船は、東京湾の穏やかな水面を、まるで滑るように進んでいきます。
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